映画『blue』
長いお別れ
2年ほど前まで、「普段あまり小説を読まない人にとってはマイナーで、少し小難しそうな名作小説を常に持ち歩いている」のがカッコイイと思っていた。
そんな一冊として選んだのは、清水俊二版のレイモンド・チャンドラー「長いお別れ」だった。
村上春樹版じゃないのがポイントだ。
そんな話を職場の同世代の女性にしたらドン引きされたので、それ以来「長いお別れ」を常にカバンに入れて持ち歩くのを止めてた。
どうして男って、こんなバカなことを考え、さらに実行するんだろう?
どちらも痛かった。
今週のお題「一番古い記憶」。
割とすぐに思い出せる同時期の記憶が2つある。
どちらが先だったかはハッキリと思い出せないが、どちらも幼稚園児という年頃だった。
まず1つ目は、「自分の爪にホチキスを刺した」という記憶。
夕方、テレビでアンパンマンが放映されていた時、机の上にホチキスが置いてあった。
そして、何を思ったのか右手で持ち、少し離れたところに座っていた家族に背を向け、自分の左手の中指の爪に刺した。
まず、使い方を知っていたということは、使い道も知っていて、「危ない道具」という知識はあったと思う。
そして、「家族に背を向けた」という罪悪感もあった。
次に2つ目。
これは家ではなく、「通っていた幼稚園の滑り台から落ちた」という記憶。
周りに友達はいなく、一人だったと思う。
いや、チャイムなどが鳴り、友達はみんな室内に戻っていく様子を見て、まだ滑り台の上にいた僕は焦り、なぜか飛び降りたのかも知れない。
とにかく、滑り台の一番上のところから、落ちた。
二十歳を過ぎた頃、なんとなくその通っていた幼稚園の前を通ってみると、その滑り台は大人の背丈になった僕からも「いま、この上から落ちたら痛いだろうなあ」という高さだった。
多分、3〜4mくらいだと思う。
ところで、幼稚園児が「ホチキスで爪を刺した」り、「滑り台から落ちた」りしたら、かなり大事になったはずなのに、大人になって思い出話として話したとき、家族は誰一人としてそんなことがあったなんて知らないと言っている。
今でもホチキスを持つと冷や汗が出るし、高所恐怖症で歩道橋を渡るのすら怖いのは、それらのトラウマからだと思っている。
そんな「誰も知らない一番古い記憶」だが、確かに僕は経験した。
はじめて動画編集をした
Stevie Wonder - Happy Birthday - YouTube
毎年、お互いの誕生日に凝ったメッセージを送り合う友達がいる。
「誕生日おめでとう」という内容の手紙や小説を書いたり、PhotoShopで合成写真を作ってみたり…
今日、その友達にバースデームービーを送ってみた。
内容は、『女性2人にフライドチキンを食べてもらい、「◯◯君、お誕生日おめでとう!」と言ってもらう。』と言うもの。
なぜ「フライドチキン」なのか?
それに関して説明に要する時間は非常に長く、その割に下らなすぎる理由なので割愛します。
最初は無編集でそのまま送ろうと思っていたが、撮ったものを見返すとあまりにテンポが悪く、間延び感がハンパなかったので、初めて動画編集をしてみることに。
RICOHGR で撮影。
iMovieで編集し、テロップなども入れて一度書き出し。
そのあと、ProToolsでMA作業し、完パケ。
あまりにクオリティはひどく、意味の分からない動画になったが、結果、そのダメダメ感が良くて、大ウケだった。
音声メディア業界で生きているので、今回は映像があるメリット・デメリットがハッキリと分かって面白かった。
動画編集、ハマりそうです。
伊豆大島に行ってきました
竹芝客船ターミナルから23時発、翌5時着のフェリーに乗って、友人と伊豆大島へ向かった。
船内レストランで骨付きチキンカレーを食べてから、甲板から海を眺めながら色んな話をした。
『学生時代の友達の話。仕事の話。明日なにしよう?』
ゆっくりと、でも確実に離れていく街の光が幻想的で、この一瞬が永遠に続けばいいと思えた。
「大島に着きました」という船内アナウンスで目が覚めたので、外に出てみることに。
夜明けの海と空は見たことのない青さで、そびえ立つ緑の崖は巨大で凄みを感じました。
着港地である岡田港からバスで元町港へ移動し、定食屋「おともだち」で名物「べっこう丼」を頂きました。
朝5時半に食べた朝食は、べっこう醤油に漬けられた青唐辛子の効き具合が絶妙で非常に美味しかったです。
朝食を頂いた後は、元町港から歩いて5分ほどのところにある「御神火温泉」で朝風呂を浴び、大島空港近くの「ぶらっとハウス」へ向かい、そこの牧場で採れた大島牛乳で作られたソフトクリームを頂きました。
その後、バスの時間まで時間があったため、牧場の入り口でどうしようか相談していたところ、地元の方が声をかけて下さり、「野田浜から山を登ると、岡田港が見晴らせるよ」ということで、車で3分ほどのところにある野田浜まで送ってもらいました。
親切なオッチャンありがとう!
眼前に広がる緑の壁に一瞬気持ちが負けそうになりましたが、バスまでの時間が余っていたので山を登ることにした。
歩き出してふと、その「ゴルゴ松本」似のオッチャンから、ちゃんと道のりを聞いていなかったことに気付きましたが、とりあえず歩みを進めることに。
歩いても歩いても道の両端には背丈以上の草木が生えており、いつになったら見晴らしの良いところに着けるのだろう?という不安もあり、途中にあったあまり整備されていない小道に入ってみることにした。
草木を掻き分け、虫を払いのけて進んだ先には、乳ヶ崎と大島灯台に囲まれた碁石浜に着いた。
その後、何度か同じような小道に入って行ったが、結局オッチャンが言っていた「見晴らしのイイところ」は見つからず、気付いたら岡田港まで歩いて行けるところまで来ていたので、そのまま歩くことにした。
「大島珈琲」という海を見渡せるお店(普通の民家の庭)でカフェオレ(大島牛乳入り)を飲み、バスで三原山へと向かう。
当初の予定では、山頂口にある「御神火喫茶」で軽食を取ってから、大島温泉ホテルの露天風呂に入るつもりだったのですが、三原山のあまりの雄大さに心を奪われてしまい、急遽山頂まで登ることにしました。
日影もなく、昼過ぎという一番暑い時間帯でしたが、無事に山頂までたどり着きました!
何の遮るものも無く、人工物に登らずに、30分ほど前に自分がいた場所を見れるっていう経験は、都内に暮らしていたらあまり経験することが出来ないかもしれない。
当たり前のように暮らしている日常の風景が、人の手によって造られていることを気付かされた瞬間でした。
下山ルートは、大島温泉ホテルまで直接行ける「裏砂漠ルート」という道を使いました。
日本唯一の砂漠ということで、足場がかなり悪く、道標もあまり無く、「本当に下山できるのか?」なんて不安を抱きながらも、ただひたすらに歩いた。
友人と馬鹿話をしながら歩いていると、気付いたら森の中に入っていて、さっきま火山岩だった足元が、いつの間にか踏みしめると「カサッカサッ」という足音になっていました。
この森を抜けたところに大島温泉ホテルがあり、さっそく露天風呂に向かったのですが、たまたま他のお客さんはいなくて、眼前に広がる三原山を独占できました。
この旅の集大成とも言える眺めでした。
港に戻り、弁当を買って帰ろうとしたのですが、出港時間10分前ということで、残念ながら全て売り切れ。
泣く泣く船に乗り込み、即爆睡。
目が覚める頃には、竹芝客船ターミナルに着いていました。
浜松町駅の近くで、旅の打ち上げをしました。
伊豆大島は、日帰りで行けるほど都心から近く、交通費も安いのに、それ以上の自然を体験できる高コスパの観光地だと思いました。
今回は山メインで楽しみましたが、次回は釣りをしたり、シュノーケリングをしたりなど、海を楽しみたいです。
必ずまた行きたい観光地の一つとなりました。
欲しいもの2015
◎ロードバイクのホイール
初心者だからこんなに高いものは必要ない気もするけど、少しのアップグレードならすぐにまた買い換えたくなると思うので、最初から良さそうなものを買っておこう!という言い訳。
◎デジカメ
¥65,100
デジカメとか一眼レフとか持ってません。
スマホ(au HTC J One)のカメラも壊れていて、暗いところだと紫色の変なシミみたいなのが出ます。
au HTL22 HTC J Oneの紫カメラや不満点について纏めてみた | HTC速報
スマホは仕事で欠かせないので修理に出したくないし、そんなにスマホで写真を撮らないので放置していたけど、
ここ最近、友人といろんなところに出かける機会が増えて、写真を撮っておきたいと思うことも多くなったのでカメラが欲しくなった。
一眼レフは大きいので持ち運びには向いてないし、安いコンパクトデジカメはスマホのカメラとの違いが感じられない気がする。
そこで、写真初心者が撮っても、カメラで撮る意味が出てくるかと思い、このRICHOのGRが欲しくなった。
新型が今年発売されるとかってウワサがあるので、しばらく様子見。
◎Abelton Live 9 Standard
¥38,800
普段は、ACID MusicStudio8とAVID ProTools10を使い分けている。
職場の先輩が使っていて、なかなか面白そうだったので体験版を使ってみたら、BGMやSS作りにはコレが一番使い勝手が良さそうに思えた。
(MusicStudio8もいい加減、10にアップグレードしなきゃ…)
◎ムーミンのDVDーBOX
¥34,950
どの話を見ても基本的に楽しいから、寝る前に1話ずつ見ていく生活をしたい。
計 ¥322,450
うーん、がんばって働こう。
フリーランスの仕事をもっともっと探さなきゃ。
新宿ミラノ座
新作映画はなるべくここで観るようにしていたし、この映画館でもっと映画を観たかった。